刻一刻国医

とある医学部生のブログ

医学部をやめることをやめた(n回目)

実のところ、医学部に入った次の日ぐらいからやめたい、やめたい、やめたい。と思っている。

 

Googleと共に育ってきた現代っ子の私は、そういうときすぐにGoogleで検索する。

「医学部 退学」

「大学 中退」

「医学部 中退 その後」

 

今日もそうだった。

私はすごく疲れていた。そこで、些細な思い通りにならない出来事が起きた。

その刹那、医学部やめたい発作が起きた。

 

医学部、やめたい、やめたい、やめたい。

医学部をやめなければ病気になってしまう。というか医学部に苦しめられて病気になりたい。それを口実に医学部をやめたい。

医学部をやめることしか考えられない!!!!!

 

OK, Google「医学部 やめる」

 

すると、とある方の日記が検索でヒットした。

 

あるところまではほのぼのした学生の日記なのだ。そこから少し空白の期間。

急に日記が政治的な話題、宗教の話題、その方がやっているビジネスの話題だらけになる。(この頃大学を中退されたと思われる)

また空白を挟んで、その方が精神疾患を患っていらっしゃることをカミングアウトされる。

その後は政治的な話題(とその方の壮大な野望の話)と、働けない・うまく生きられないという苦しい気持ちの吐露が繰り返される。

 

あまりにもリアルな大学中退者の人生の記録、苦しみの記録だった。

 

その日記を読んで、何だかすっと医学部やめたい発作が収まった。

 

その方にとっておそらく精神疾患になって医学部をやめるということは青天の霹靂だったに違いない。無論私のようにそのような末路を心の片隅で望んでいたわけもない。

 

うまく言葉にできないが、私はなんでこんな小さな苦しみに囚われて、大きな苦しみに向かっていこうとしているのだろう。そんな風に思った。

 

もちろん大学を中退したあと幸せに生きている人もたくさんいることは承知している。しかし、まだ大学を中退しなくてもいいのではないか。

 

というわけで、何とか後期も踏ん張っていきたい。

 

ちなみに、前期は単位を1つも落とさなかった。やったね。