刻一刻国医

とある医学部生のブログ

暑いので暑い話

私の住んでいる地域はあまり暑くない地域のはずが、ここのところアホみたいに暑い。しかも紫外線が強いようで、外遊びしたわけでもないのにすぐに日焼けで頬が赤くなって驚く。ここからは日焼けではなく赤くなってしまうような話である。

 

私は医者になることと医学科に入ることをあまり同一視していなかった。医者になろう!ではなく医学科で学ぼう!と思って、医学科に入った。それは山があったら登りたいだとか、難しいから医学科を目指したというわけではなく、ただ純粋に医学を学びたかったのだ。

 

しかしながら医学科での教育は莫大なお金と多くの人の協力があって成り立っている(当然のことながら他の学部もそうだが、医学部は特にその度合いが大きい)ので、ただ興味本位で医学を学んでそこで終わらせることは許されないように思う。入学後そのことをより痛切に感じる。

 

医学科で医学を学んだからには、その学びを社会のために役立てなければならない。その最も分かりやすくて有効な手段が医者になって病院や診療所で働くことである。

 

しかし今のところ私はいわゆる「医者」になる自分が想像できない。もっと中2っぽく言えば、医者の正義のようなものが私には信じられず、そのうえいつか医者の正義を信じられる日が来たとしてもその重みを背負う自信がない。しかも私は自己管理も対人関係も手も不器用で、到底医者には向いていない。(そんなヤツどんな仕事も向いてねーよ、というツッコミは置いておいて)

 

入学前は医者にならなくても研究などで医学を役に立てる道はあるだろうと軽い気持ちで考えていた。しかし「医者」以外の形で卒業後に医学を社会の役に立てるというのは思っていたよりもずっと難しいことだと気がついた。医者を消去して選びとるものではなく、懸命に自分から掴みに行くものだ。

 

将来どうしようか考え込んでしまう日々だが、まず目先のベンキョーだな…